高齢者とペットの暮らし(8)〜動物の力②・決断〜

2020年2月27日

前回の続きとして動物の力を感じた時をもう1つ挙げていこうと思います。

それを思ったのは私が子供の頃から通っている行きつけの美容室に行った時でした。



美容室での出来事

その美容室は家族でやっていてここも動物好きなファミリーなのである。

80歳を過ぎたお母さんと息子と娘でやっている。

以前は猫や犬を飼っていたがここ数年はペットを飼うことはなく暮らしていた

だが、つい最近柴犬をブリーダーから迎え入れたようだ。

ここも息子がいろいろ悩み考えた結果迎え入れる決断をしたのだという。

こんなにも身近に同じような悩みで動物を買うか悩んでいる人がいるなんて思ってもいなく、話を聞いていてとても参考になる話ばかりだ。

80歳を過ぎたお母さんにはできるだけ難しいことはやらせないようにしているのだと言う。

それは良し悪しの判断ができなくなってきているためにペットのことも思った上でそういった判断をしたようだ。

柴犬がもたらした効果

まず店に入った瞬間に感じたのは80歳を過ぎているお母さんから笑顔があふれていることだ。

元からそこまで歳をとっているように感じさせない振る舞いのお母さんだが、この時は一段と若返ったように見えた。

そして、嬉しそうに柴犬との新生活について話してくれて口数も増えていた

息子さんも犬のしつけだけではなく、どうしても犬に甘く接してしまうお母さんのしつけもしなければいけないと冗談半分に笑いながら話してくれた。

この様子を見ていると以前よりも家族の仲がよく見え、とても幸せそうに感じた。

動物が来たことで家族全員が笑顔でたくさん話すようになる。

動物には家族全員をも変える力があるんだと改めて思った。

ここから決断したこと

用心深い私の性格のせいで迷い悩んで中断していたじいちゃんにウサギをプレゼントするという計画。

この2つの出来事を目の当たりにして背中を押してもらえた。

ここで決断した。もう迷わない。

じいちゃんにウサギをプレゼントすると。

前にも話したがこれでじいちゃんに断られたら仕方ない。

まず、ポジティブに未来を考える

元SMAPの中居くんが退所会見でも言っていた。

後悔があってもいいじゃないか。」この言葉も何か胸に刺さるものがあった。

不安要素に関しては家族の力を借りながら再度入念に調べる。

何かあった時には全て我が家で受け止め我が家で責任を持つ。

介護についてはじいちゃん、我が家の愛犬むさし、ウサギとトリプルに重なる可能性が高い。

そんな時でも家族は心強く、協力してくれるということを言ってくれた。

そんなことを言っていてもその時にならないとわからないが、我が家のみんなならそうしてくれると確信を持って言える。

先ほども言ったが、今後の未来に関してはネガティブに考えても仕方がない

前々からの準備も必要かもしれないがいざとなった時はその時に考えてできる最善のことをそれぞれのためにやりたい

ウサギの病院は数が少ないと聞いたが、幸いにも先代犬のさすけが通っていた病院はウサギにも対応してくれるとのことであった。

怪我や病気になった場合はすぐにじいちゃんに連絡してもらい我が家がすぐに駆けつけすぐに病院に連れて行く。

毎週じいちゃんの家にも行くためその都度ウサギの健康状態についてはチェックもする。

我が家の責任

じいちゃんには飼育が難しいと感じた時点で我が家が引き取る

我々がじいちゃんに与えるのは”モノ”じゃないたった1つの”命”である。

動物をペットとして飼うのは本当に動物が望んでいることなのかはわからない。

人間の軽い気持ちだけで買って軽く捨てるようなことだけは絶対にしてはいけない。

中途半端なことをすることだけは絶対に許されないと肝に命じて家族として迎え入れる。

それが我が家が持つべき責任だと思う。

次回

ウサギをじいちゃんにプレゼントをする決断をした我が家はついに新しい家族となるウサギを探しに行きます

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