高齢者とペットの暮らし(18)〜恐れていたことが?!〜

2020年3月8日

今回はじいちゃんとばあちゃんにウサギをプレゼントしてからその2人の反応の変化について話していきたいと思います。



じいちゃんの反応

じいちゃんに飼育の方法や注意事項を話しているうちにじいちゃんの顔から笑顔は消えていった

ここでじいちゃんの口から出た言葉に私と息子は言葉を失った。

じいちゃんの発言

「もうペットの世話はできない」、「めんどうだ」というような内容だった。

さらには昔(幼少期)飼っていたウサギにいい思い出がないのかそこまで愛着がなかったのか、

昔と今では飼い方も全く違うためそのことを説明してもあまり乗り気ではないように感じた。

喜んだ顔を見れたことは大成功だったが、

病気になってからペットの世話は一切せずに時が経ってしまったじいちゃんにとって、今までやってきた世話のことを考えると、やっぱりめんどくさいという考えになってしまうのだろう。

じいちゃんがすることはウサギの鑑賞ではなく飼育のため、飼育ということになるとこの作戦は大失敗だったのかもしれない。

じいちゃんの気持ちが無理ならおとちゃんを連れて帰るしかないと私と息子で話していたらここで救世主が?!

それは、ばあちゃんだ

ばあちゃんの反応

前回も話したが、ばあちゃんはウサギを連れてきた時めちゃくちゃ喜んでくれた。

だが、飼育となるとやってくれない気がしていたのでじいちゃんにだけ説明をしようとしていたのだが、意外にもばあちゃんの方からいろいろ聞いてきて、飼育していくことにノリノリだった。

ばあちゃんは正座をしながら真剣に話を聞いてくれて、わからないことがあったらすぐに聞いてくれた。

ここまで真剣に聞いてくれてばあちゃんにも急に持ってきて悪いなと思ったので、

なぜウサギを急にプレゼントするという流れになったのかというのを口でも説明して、さらにこのブログも見せてあげた。

そうするとちゃんと理解してくれたのかウサギはばあちゃんが責任を持って世話をしてくれると言ってくれた。

私と息子はこのばあちゃんの姿勢を信じてばあちゃんにおとちゃんの飼育を託すことにした。

じいちゃんとばあちゃんは今で言う年の差婚なのでばあちゃんはまだギリ60代でパート勤めもしている。

まだ働いているということもあり、割としっかりしていて協力してもらえるとなると頼もしい存在である。

ばあちゃんもむさしのようにおとちゃんがケージの中で動いていて音がしたり、私たちがケージの前で様子を見ているとノソノソと歩いてきて優しい顔でおとちゃんを見ていた。

じいちゃんへのお願い

じいちゃんにはばあちゃんが留守中はチモシーがなくならないように観察し、少なくなってきたら補充することだけをお願いした。

今まで様々な生き物を飼ってきたので『生き物を飼うことの責任』については自覚しているはずなので、そこはしっかりやってくれると信じて1週間様子を見てみることにした。

それでも無理そうなら考えるしかない。

じいちゃんは突然のこと過ぎてまだ現実が理解できていないような様子で戸惑っている感じもしたのでまだ可能性はあると信じたい。

ばあちゃんの心配

ばあちゃんもじいちゃんが家で座っているだけで外に出ないし口数も少なくなってきて、

このままボケてしまうことを心配していたようで、ばあちゃんは私と息子さらにはその場にいなかった夫や娘にも「ありがとう」と言ってくれた。

じいちゃんの反応を見てショックを受けていた私たちは正直この言葉に救われた。

プレゼント初日にしたことについてまとめ

・ウサギ飼育に乗り気だったばあちゃんを中心にケージないとトイレの掃除のレクチャー

糞の乗ったマットの掃除をしようとしているばあちゃん

・給水機の取り付け、取り外しがじいちゃん・ばあちゃんには難しかったようでそのやり方を何度もやらせた。

どうしても難しそうだったら次の日にも様子を見に来るので違うものにすることを検討する。

・エサの量やチモシーについての説明

・飼育上の注意点の説明(特に何かあったらすぐに連絡してくることについて)

以上のことをして最後に夜の分のペレットをあげるところまで見届けてこの日は帰宅しました。

次回

前回最後にチラッと話したばあちゃんへの想いについて話していきたいと思います。

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