保護犬と譲渡犬は何も悪くない(2)

私は現在里親募集サイトに出されていたミニチュアシュナウザーのむさしを飼っています。

むさしが里親募集サイトに出されいた時は、生後6ヶ月過ぎくらいでした。

その前まではペットショップで購入したミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。

さすけは病気でもう亡くなってしまったのですが、さすけが亡くなってから里親犬のむさしを飼ったので色々と思うことがあったのでその話をします。

前回の続きとなるので前回の(1)を見ていない方はこちらからご覧ください。



里親募集サイトを見て感じたこと

里親募集サイトを見ていると、一般家庭からの里親募集理由が悲しくなります。

飼う前に先々のことも考えてしっかりと対策をされていれば、回避できたのではないかと思えることや、里親募集以外にも対策できそうな案件が多いと感じる。

逆に言ってしまえば、飼う前になぜそこまで考えなかったのか・・・

犬が手放される主な理由(里親募集サイト参考)

  • アレルギーになった
  • 引っ越す
  • しつけができなかった
  • 仕事が忙しくなった
  • 転勤になった
  • 病気になった
  • 高齢者

ざっと見るだけでもこれだけの理由で手放されています。

1つ1つ私が思う対策や疑問などを話していきます

アレルギーになった

飼う前に同居家族全員のアレルギーがないか調べる。

飼い始めてから出てしまった場合、治療などで改善の余地がないのか病院などを受診してみる。

その前にこまめな掃除や空気清浄機などを活用して、環境にも気を遣っていれば余程のことがない限り飼い始めてから発症することはないと思います。

引っ越す

まず第一に犬を飼っているなら、なぜ犬が飼える場所に引っ越さないのかが意味がわかりません。

ペット不可な場所が次の家の選択の候補に入ることが不思議です。

今は、ペットが可能な物件は増えてきているので探せばあるように思えます。

探す努力もしないで、ペットを手放すというのはいかがなものか。

しつけができなかった

しつけができなかったのは飼い主の責任です。

そしてその子が手放されて、もし次引き取ってもらえたとしても、その子がお利口になる可能性は低いと思います。

それは1番大事なパピー期、特に最初の2週間で元の飼い主がきちんとしつけができなかったから。

しつけができなかった責任を他人に押し付けるような形で引き渡すのは、どう考えてもダメでしょう。

しつけができないと思ったのなら、手遅れになる前にドッグトレーナーに依頼することなどは、なぜ考えなかったのかも不思議です。

仕事が忙しくなった

何ヶ月も何年も急に忙しくなるような仕事とはどんな業種なのか知りたいです。

一定期間だけならペットシッターの方や、ペットホテルの利用をした方が良いのではないか。

環境が変わることは、ペットにとって変わらないのであれば、後にまた自分で飼える方の選択肢を選ぶべきでは?

転勤になった

転勤になるかもしれない会社勤めなら、なぜそのことも考慮して、飼わなかったのか。

飼い始める前に、もし転勤になったらどうするかまで考えれば、その子の運命は変わっていたかもしれない。

病気になった

もし、この方に家族がいなかったのであれば、自分に何かあったときにどうするかということをなぜ考えなかったのか。

また、身内に預けられる人をあらかじめ探していたのか。

高齢者

自分の健康寿命と犬の寿命を甘く見積もりすぎではないか。

高齢者がペットを飼うことについては、高齢者とペットの暮らしで詳しく話していますのでそちらをご覧ください。

犬の問題を解決してあげられる存在

先ほどまでの話はあくまで個人的な見解です。

当事者の方はもっと深刻な状況かもしれませんので、少し言い過ぎだったかもしれませんが、何を言っても犬を手放すというのは命の問題に関わります。

里親を募集する状況を飼う前から予測し考えなければ、きっと飼わないという選択をする方もいたかもしれないと思うと、先が読めるということはどんな時でも大事なことだと思います。

犬に幸せを与えられるのは人です。

逆に犬を不幸にするのも人です。

犬が好きなだけでは、犬との幸せな生活を送ることは困難です。

保護犬や譲渡犬には問題を抱えている子もいますが、その問題のほとんどは人が関わっているものだと言えるでしょう。

その問題を解決してあげられるのも人だと私は思っています。

日本もそろそろペットの問題について真剣に考える時期が到来していると思います。

まとめ

題名の通り、保護犬や譲渡犬は本当に何も悪くないです。

望んでペットになったわけでもありません。

自分達の私利私欲だけのために飼って、手放す事だけは絶対にしないでください。

どんな理由があろうとも最後まで見届けてください。

命を飼うというのはそういうことです。

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