免疫介在性溶血性貧血と闘う犬

2020年4月21日

私の情報

私は現在家族4人と、里親募集サイトから譲り受けたミニチュアシュナウザーのむさしと暮らしています。

そのむさしを譲り受けている時の様子が気になる方は、こちらからご覧ください。(シリーズ化してあります)

その前には、同じくミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。

また、近所にはじいちゃん・ばあちゃんが住んでおり、そこには我が家が誕生日プレゼントとしてプレゼントした、ウサギのおとちゃんがいます。

なぜウサギをプレゼントすることになったのかという経緯はこちらで紹介しているので、気になる方はご覧ください。(こちらもシリーズ化してあります)



さすけの情報

今回からは、さすけについての話になります。

さすけは、ペットショップで買った子で、色はソルト&ペッパーの男の子です。(去勢はしました)

性格は人見知り?犬見知り?であまり家族以外の人や、他の犬と関わることがあまり好きな子ではありませんでしたが、その分家族が大好きな子でした。

また、散歩と食べることが大好きでとにかく元気な子でした。

そんなさすけでしたが、最後は免疫介在性溶血性貧血という病気で亡くなりました。

我が家(さすけ)と免疫介在性溶血性貧血

この病気はとても怖い病気でした。

あっという間に我が家からさすけを奪っていきました。

恥ずかしながら私は、さすけが患うまでこの病気の存在すら知りませんでした。

そのため、さすけがこの病気になった時にはたくさん調べました。

我が家でさすけのためにできることは何かないのか、とにかく調べて、病院の先生にも聞きました。

でもこの病気は、とにかく早期発見・早期治療が重要な病気です。

進行が早いため、早期発見・早期治療ができず手遅れになることが多いです。

私のようにこの病気のことを知らない方もいると思い、予備知識として知っておいて欲しいです。

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)について

  • 簡単にいうと、自己免疫の異常により赤血球が壊れ貧血になるという病気
  • 原因不明が多いが、感染や遺伝的、ワクチンも与えられるそうだが、確かなことはまだわかっていない

症状(進行が早いため割と早くこの症状が発症しました)

  • 元気喪失
  • 食欲不振
  • 呼吸促迫
  • 疲れやすくなり、すぐ息切れ
  • 舌や歯茎が白っぽくなる
  • 多飲・多尿
  • 赤色の尿
  • 黄疸

発症しやすい犬種・性別・年齢

  • マルチーズ
  • プードル
  • コッカースパニエル(アメリカン・イングリッシュ)
  • アイリッシュセター
  • コリー

以上の犬種が主に発症しやすいそうですが、全ての犬種が発症します。

さすけもミニチュアシュナウザーで、この中には入っていませんが、発症しました。

また、性別によっても発症する確率は変わるそうで、雌が発症する確率の方が雄よりも3〜4倍高いと言われています。

ですが、これもあくまで確率が高いだけであってさすけは雄でしたが、発症しました。

年齢においては、2歳〜8歳の発症が多いそうです。

これにおいても、さすけが発症したのは10歳と5ヶ月の時でした。

さすけは、例外ばかりでしたが、それだけこの病気はまだよくわかっていない病気だということです。

知っているだけで、少し考えるきっかけになればと思います。

病気が治る可能性は?

完治することはほぼ稀で、1年後の生存率は約50%

罹患後、2〜3週間での死亡例が多い。

さすけもこれに関しては例外ではなく、診断後20日で亡くなりました。

対策

とにかく早期発見・早期治療しかありません。

そして、定期的な健康診断の受診。

さすけはとにかく元気で、今まで病気も怪我もしたことがなく、年に数回予防接種と外耳炎等でしか病院にお世話になっていませんでした。

まさかさすけが病気になるなんて思ってもいなく、私は完全に油断していました。

そのため、健康診断も受診していませんでした。

完全に後悔しています。

まとめ

人間にとっても、犬にとっても病気というのは恐ろしいものです。

そして、人間が健康診断をどれだけ元気な人でもしている人が多いように、犬でもどれだけ元気な子でも健康診断は大切ということです。

調子がおかしくなってからでは、特に体の小さい犬は手遅れになる可能性が高いです。

この病気だけでなく、これはどの病気に対して言えることだと思うので、この記事を見ていただいた方にはぜひ健康診断は定期的に受けていただきたいと思います。

次回

次回からは、さすけの闘病の日々の記録を話していきます。

実際に行ったことを話していきますので、少しでも参考にしていただければと思います。

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