免疫介在性溶血性貧血と闘う犬(12)
目次
私の情報
私は現在家族4人と、里親募集サイトから譲り受けたミニチュアシュナウザーのむさしと暮らしています。
そのむさしを譲り受けている時の様子が気になる方は、こちらからご覧ください。(シリーズ化してあります)
その前には、同じくミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。
また、近所にはじいちゃん・ばあちゃんが住んでおり、そこには我が家が誕生日プレゼントとしてプレゼントした、ウサギのおとちゃんがいます。
なぜウサギをプレゼントすることになったのかという経緯はこちらで紹介しているので、気になる方はご覧ください。(こちらもシリーズ化してあります)
2018年11月1日 受診
この日の私と夫は、「どうか免疫抑制剤が効いていますように」と願いながら病院へとさすけを連れて行きました。
免疫抑制剤が効いてこないと基本的には何も始まらないので、とにかくそれを願うばかりです。
血液検査の結果

ヘマトクリット値には特に変化が起きていません。
これは免疫抑制剤の効果が効いているとも効いていないとも判断するのが難しい状態です。
数値の変化が見られないので、抑えられているのかそもそも体に何も変化が起きていないのかが、どちらとも判断がし難いのです。
血小板の数値は前回少し改善されたのでしたが、また今回で減少してしまいました。
再度先生と話し合い
この日、数値があまり変わっていなかったこともあり、再び先生との今後の治療方法を話し合いました。
今の状況は服薬しか治療はないが、輸血の効果は大体2週間程度なのでそれまでに特に数値が下がってしまった場合のことも考えなくてはいけません。
考えると言っても、再度輸血して免疫抑制剤が効いてくるまで今と同じように待つか、再度輸血しながら脾臓摘出手術をするかの二択しかありません。
次回の診察は11月6日になりました。
この日までに数値が下がっていた場合にどうするのか、これを決断しないといけません。
期間はあまりないですが、よく考えていざとなったときに迷って先生方を困らせないように、さすけのための最善の策を取れるようにしっかりと調べて判断して行きたいと思います。

さすけの今後について
最初からこのブログを読んでくれている方は気づいているかもしれませんが、さすけはこの病気が治らず亡くなってしまいます。
そして、この日が最後の通院となってしまいました。
免疫抑制剤の効果
免疫抑制剤の効果の効き具合は個体差がとてもあるそうです。
さすけは「効きにくい体質なのかもしれない」と言われました。
ですが、輸血をしてからはヘマトクリット値は大幅には減少していません。
そのため、効果が出てきてくれる希望は全然ありました。
現にさすけは嫌いな薬を嫌がりながらもちゃんと飲んでくれて、最もツライはずのシクロスポリンも必ず飲んでくれていました。
散歩も毎日行き、輸血後は距離は短くしましたが10〜15分ゆっくりでしたが、自分の足で歩いてくれていました。
粗相をすることも一度もありませんでした。
2018年11月3日 じいちゃんの家へ
免疫介在性溶血性貧血になってから大好きなじいちゃんに会っていなかったので、以前よりも調子がそこまで悪くなさそうだったので、じいちゃんに会いにじいちゃんの家にさすけを連れて行きました。
すっかり痩せ細って前回会ったときとはまるで別の犬のようになったさすけの姿を見て、じいちゃんもすごく心配そうな顔をしていました。
今までだったら喜んでじいちゃんからもらっていたおやつも、頑張って一口しか食べることができませんでした。
でもじいちゃんもさすけに会えたをとても喜んでくれているように見えました。
今後は手術になる可能性が高く、体調が悪化するとまたしばらく会えなくなると思ったので、今回さすけをじいちゃんの家へと連れて行きました。
帰る時にはじいちゃんからさすけに向けて頭をポンポンしながら、
「頑張れよ」
と一言言ってくれました。
これが最後にはなりましたが、会いに連れて行ってあげてよかったと思っています。
まとめ
免疫抑制剤の効果が早く出てきてくれることをずっと願ってきました。
この段階で、まだ少しでも希望があるのでよかったです。
数値に変化がないという事は、いい方向にも悪い方向にも転ぶ可能性がありますが、いい方向に少しでも転ぶ可能性が残っていることが飼い主の私としてはまだ救いでした。
じいちゃんにも最後に会わせてあげることができて本当に良かったです。
次回
さすけの最後の日の前日と、亡くなった当日について話して行きます。
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