免疫介在性溶血性貧血と闘う犬(13)〜最終回〜

私の情報

私は現在家族4人と、里親募集サイトから譲り受けたミニチュアシュナウザーのむさしと暮らしています。

そのむさしを譲り受けている時の様子が気になる方は、こちらからご覧ください。(シリーズ化してあります)

その前には、同じくミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。

また、近所にはじいちゃん・ばあちゃんが住んでおり、そこには我が家が誕生日プレゼントとしてプレゼントした、ウサギのおとちゃんがいます。

なぜウサギをプレゼントすることになったのかという経緯はこちらで紹介しているので、気になる方はご覧ください。(こちらもシリーズ化してあります)



この記事を読む前に

今回は最終回となります。

今までの話を読んでない方はこちらをまず読んでから、今回の話を読むようにしてください。

また、今回は生き物の死についてがメインの話となりますので、覚悟の上で読むようにしてください。

2018年11月4日 さすけが亡くなる前日の夜

食事の様子

私は昼間、さすけのために犬用の手作りハンバーグを作りました。

この日の夜は昼間に作った犬用のハンバーグを食べさせました。

免疫介在性溶血性貧血と診断され、闘病生活になってからは、まともにご飯が食べれていませんでしたが、この日は初めていっぱい食べてくれてとても嬉しくて、なんだか泣けてきました。

もちろん余分に作っておいたのでさすけには「明日も食べようね」と言いました。

投薬の時間

食後2時間以上経ってからのシクロスポリンの投薬をしました。

この薬をもらってから毎日さすけに投薬をしているので、私も夫もだんだん慣れてきてスムーズにあげることができました。

スムーズにあげることができたのでさすけへのストレスも少しは軽減できたのかなと思います。

投薬後の散歩

シクロスポリン服薬後の日課になっていた夜の散歩へ連れて行きました。

夫と「少し元気になってきたんじゃない」

「免疫抑制剤が効いてきたっぽいね」

と話したほどこの日は調子が良さそうに見えました。

この時はさすけの様子を見てプラスのことばかり考えていました。

だから、まさかこの散歩がさすけの犬生の最後の散歩になるだなんて思ってもいませんでした。

2018年11月5日 朝 

この日私は仕事でしたが、お弁当作りがなかったので普段より少し遅めの起床で6時30分に起きました。

布団にはさすけがいなかったので、リビングに行きました。

リビングに行くとリビングに置いてあるさすけの寝床にさすけはいました。

「さすけおはよう」と声をかけ、少しのあいだでしたが撫でたりしていました。

私はいつもと何も変わらない朝を迎えたと思っていました。

そして、さすけに「顔洗ってくるね」と一声をかけて、頭を撫でてから洗顔をしに行きました。

顔を洗ってさすけの元へ戻ると、さすけの様子が明らかにおかしいのです。

さすけは吐血をしていました。

慌てて夫を起こし、私はまだ呼吸があり「ハアハア」しているさすけを抱きながら、夫と2人で必死に「さすけがんばれ」「まだいっちゃダメ」と泣き叫びました。

最後は私の腕の中で大きくフゥッと魂が抜けるような感じで息を引き取りました。

夫は最後の足掻きで心臓マッサージを試みたりもしましたが、「さすけは頑張ったから、もうゆっくりと眠らせてあげよう」と私は泣きながら夫の手を止めました。

2018年11月5日 午前7時 永眠

そこから私は娘と息子を起こしに行き、私の様子を見て2人とも何が起きたのかを即座に察知して、すぐにさすけの元へと来ました。

夫・娘・息子・私の4人で吐血をして汚れてしまったさすけの体をきれいに拭いてあげました。

穏やかな顔になり、眠っているようにしか見えない状態になりました。

この後の予定

私はとても仕事に行けるような精神状態ではありませんでしたので仕事を休みました。

夫と娘は元々休みだったので一緒に過ごすことになりました。

息子は当時受験生だったため、この日は休めなかったので学校へと行きました。

この日は1日中ずっとさすけの側にいました。

涙しか出てきません。

ひたすらずっと泣いていました。

さすけはお花が大好きな子だったので、さすけにお花を買いに行かなくてはと思い、ボンボンに腫れた目で近所の花屋さんにさすけのためにお花を買いに行きました。

これが私がさすけにしてあげれた最後のプレゼントでした。

お世話になった病院にも連絡をし、お礼を言いました。

悲しいですが、火葬の予約もしました。

さすけ10歳6ヶ月逝去 闘病期間20日

まとめ

さすけはこの20日間本当にがんばりました。

大好きな散歩やご飯の時間には、思うようにできず、さらには嫌いな薬も毎日のように飲まされて。。。

それでも我慢してくれて少しでも長く生き延びてくれたのは本当によかったです。

完治してくれるに越したことはありませんでしたが、これは病気なので仕方がありません。

病気というのはそういうものです。

どれだけ対策をしてもなってしまう時はなってしまいます。

どれだけ治療をしても治らない時は治りません。

だからこそ、今ペットと過ごせているこの時間を1分1秒たりとも無駄にすることなく、愛情を注いであげることが大切だと思います。

死というのは本当に当然やってくるものだと、改めて痛感しました。

後悔を残さないように今やれることは必ずやってください。

後回しにすると手遅れになることもあります。

この話が誰かの役に少しでも経ってくれれば、私もさすけも満足です。

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