犬の体重管理

2022年1月9日

私の情報

私は現在家族4人と、里親募集サイトから譲り受けたミニチュアシュナウザーのむさしと暮らしています。

そのむさしを譲り受けている時の様子が気になる方は、こちらからご覧ください。(シリーズ化してあります)

その前には、同じくミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。

そんなさすけは免疫介在性溶血性貧血という難病になってしまい、亡くなってしまいました。

その時の闘病の様子はこちらからご覧ください。(こちらもシリーズ化となっています)

また、近所にはじいちゃん・ばあちゃんが住んでおり、そこには我が家が誕生日プレゼントとしてプレゼントした、ウサギのおとちゃんがいます。

なぜウサギをプレゼントすることになったのかという経緯はこちらで紹介しているので、気になる方はご覧ください。(こちらもシリーズ化してあります)

新しくミニチュアシュナウザーの「こじろう」をブリーダーさんから迎え入れました。

「こじろう」を迎え入れるまでの経緯からその様子はこちらからご覧ください。



犬の体重管理

犬の体重管理って難しいですよね。私もむさしの体重管理には手こずっています。

むさしの腸内フローラ測定で衝撃の「やせ菌」0%宣告。「肥満菌」が50%以上。その内容はこちらの記事です。

【1日に必要なエネルギー】

体重管理していくうえで必ず知っておかないといけないのがエネルギー要求量です。

安静時のエネルギー要求量 : RER

・RER= 体重×体重×体重= √ √ × 70

∴RER=(体重)0.75 ×70

電卓でやると先に体重を3乗(3回かけ算を)してそれに√を2回して70をかけると出せる。

1日のエネルギー要求量 : DER

・DER= RER × 係数 (避妊去勢している…1.6、肥満傾向…1.4、ダイエット中…1.0)

係数は、幼犬・老犬、避妊去勢していない、妊娠中・授乳中などによって変わります。

【普段あげているドッグフードのカロリー】

ドッグフードのメーカーや原料によってそれぞれ100gあたりのカロリーが違います。与える量も少しずつ違うこともあります。

むさしとこじろうに食べさせているドッグフードは100gあたり355kcalです。この100gあたりのカロリーを元に1日にあげるドッグフードの量を調整します。

むさしの場合

RER≒342

ドッグフードの規定量…130g(1日)・461.5kcal

理想体重 :8.3kg・係数1.4(肥満傾向)で計算= 479kcal これが今実際に基準にしている1日の摂取カロリーです。※現実の体重8.5kg、去勢済みの係数1.6で計算すると547kcalになります。

こじろうの場合

RER≒311

ドッグフードの規定量…120g(1日)・426kcal

理想体重 :7.3kg(今のところ体重管理は必要なし) 係数1.6(去勢している)で計算すると498kcalになります。

こうやって計算するとむさしもこじろうもドッグフードのカロリーだけでは1日に必要なカロリーが足りてないですよね、そう思っておやつなどをあげると太ります。

注意点として、ドッグフードの袋をよく読んでみてください。

すごく重要なことが書いてあります。「愛犬の運動量に合わせて与える量を加減してください」これが本当に体重管理やダイエットには重要です。毎日散歩や活動を犬種・運動量・大きさに合わせた適正な時間ができていれば問題無い量になっているようです。

我が家は少し足りていないと思っています。散歩は1日1回40分位、距離は2kmちょっとは歩いていると思います。平日はほとんど夫と息子が行ってくれているのでもしかしたら、もっと長いかもしれないし、短いかもしれません。休みの日は2〜3回散歩に行きます。(ミニチュアシュナウザーの理想的な散歩は1日2回・1回が20〜30分、距離が2km位と書いてある記事が多いです) 私の考えですが、時間や距離も大切ですが散歩の内容だと思っています。ゆっくり歩いていては運動量は少なくなるし、クン活してる時間を含んでしまったら歩いてる距離が短くなってしまいます。

ドッグフードのカロリー・規定量・運動量、我が家の場合はそれプラス夜ご飯のおつまみ・おやつの量と内容を総合的に考えてその日と次の日のドッグフードの量を変えています。

〈参考〉

1日のドッグフードの量を95gにした場合、337.2kcalになります。むさし:142.8kcal・こじろう:159.8kcal摂取カロリーを減らせます。90gの場合、319.5kcalとなり、むさし:160.5kcal・こじろう:177.5kcalも摂取カロリーを減らせます。

【ドッグフードを減らすメリット・デメリット】

はじめに…体重管理を目的として書いています。私が決めている体重は理想体重プラスマイナス200gは許容範囲と考えています。むさしは油断するとすぐに体重が増加してしまうのでむさしに合わせたやり方をしています。体重を減らすためというより、維持すると思ってほしいです。

肥満や病気でダイエットを考えている場合は、必ず獣医師と相談してフードの種類や量、与え方を決めてください。

・メリット

減らすだけなのでカロリーの計算だけで済む。手間が無いので簡単。好きなおやつや食べ物をあげれるカロリー分に余裕ができる。良質なドッグフードは栄養もバランスよく配合されているので他の補充は考えなくて良い(減らしすぎの場合は補充必要)。

・デメリット

空腹による嘔吐の心配。空腹によるイライラで起こる問題行動。飼い主の覚悟が必要(かわいそうと思う感情に負けない)。

【むさしとこじろうの現在の食事】

同じ物を同じ量、同じ時間にあげています。むさし基準のカロリーにしているので、こじろうもほんの少しだけ摂取カロリーを減らしていることになります。

ドッグフードは多くて1日に95g、基本的に朝50g・夜45gが多いパターンです。

毎日変動しています。朝50gはほぼ固定ですが、前日の夜の内容によっては朝でも45gに減らす日もあります。

仕事行く前にお留守番用おやつをあげます。このおやつが与えるものによって違いますが10〜15kcalを目安にしています。

おやつはお留守番用おやつ以外にご褒美用おやつも食べます。1粒1〜3kcalの物を1日3〜5回。

夜ご飯用ドッグフードには腸内環境改善のために乾燥納豆をかけています。100gあたり445kcal…小さじ2(10g)・44.5kcal(1匹ずつ)

夜ご飯後のおつまみをだいたい60〜70kcalに収まるようにして、最後にこれも腸内環境改善のために無糖ヨーグルトあげています。無糖ヨーグルトはメーカーによって異なりますが、100gあたり40〜60kcal…小さじ2(10g)・5kcal(1匹ずつ)。

〈参考〉

ゆでささみ…100gあたり121kcal

おからパウダー…100gあたり421kcal(糖質:8.7gなので低糖質で食物繊維が豊富)

食品成分は「文部科学省食品成分データベース」で調べれます。

まとめ

ドッグフードを減らすと犬もお腹が空きます。空腹による嘔吐に気をつけてあげたいです。だからといっておやつをたくさんあげては本末転倒です。

ドッグフードを減らした分の栄養の補充やかさ増しのトッピングも食材と調理法によっては無意味になります。トッピングをする場合は、トッピング用の食材の栄養素とカロリーを調べてからすることをおすすめします。

むさしはなかなか体重は減りませんが、太ることを抑えています。そもそもむさしは「やせ菌」0%「肥満菌」50%オーバーなので体重が減っていなくても増えていないのでOKだと思っています。こじろうも消化不良を抑えながら良い感じで体重管理できていると思っています。

その子その子によって体質も違うので、時間をかけて飼い主が焦らず自分の愛犬に合うやり方で体重管理はやることが飼い主にも愛犬にも負担が少なく済むと思います。私は食事による体重管理のストレスを与えないように、気長に摂取カロリーをコントロールしていこうと思っています。

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