高齢者とペットの暮らし(34)〜ウサギとじいちゃん・ばあちゃんの生活2年〜
私の情報
私は現在家族4人と、里親募集サイトから譲り受けたミニチュアシュナウザーのむさしと暮らしています。
そのむさしを譲り受けている時の様子が気になる方は、こちらからご覧ください。(シリーズ化してあります)
その前には、同じくミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。
そんなさすけは免疫介在性溶血性貧血という難病になってしまい、亡くなってしまいました。
その時の闘病の様子はこちらからご覧ください。(こちらもシリーズ化となっています)
また、近所にはじいちゃん・ばあちゃんが住んでおり、そこには我が家が誕生日プレゼントとしてプレゼントした、ウサギのおとちゃんがいます。
なぜウサギをプレゼントすることになったのかという経緯はこちらで紹介しているので、気になる方はご覧ください。(こちらもシリーズ化してあります)
所持資格
- 調理師免許
- 愛玩動物飼養管理士2級
- ペット共生住宅管理士
- 犬の管理栄養士
- 犬の管理栄養士アドバンス
早いもので、悩んで迷ってプレゼントしたウサギのおとちゃん。じいちゃんとばあちゃんとの生活も2年が経過しました。
この2年大きなトラブルもなくみんな元気に過ごしています。
我が家の愛犬むさしとこじろうとはサークル越しでは仲良くしています。

【近況】
・じいちゃんとばあちゃん、そして私
おとちゃんを迎えた時は、日本ではまだコロナウィルスが初期の頃。あれから2年、じいちゃんはほとんど散歩すら行かず家にいます。
おとちゃんを迎えたことで、お世話という自分の役割りができたため家の中だけだけど立ち上がる回数が格段と増えました。外出しることはほとんど無いけど筋力の衰えは今のところ心配は無さそうです。
ばあちゃんもこのご時世もあり、チモシーを余分に買って常に家に在庫がある状態で管理してくれています。
私は、じいちゃんがおとちゃんにあげるオヤツをきらさないように買って持って行ってます。
じいちゃんはおとちゃんの朝晩のペレットをあげること、チモシー補充とオヤツをあげることを担当しています。
オヤツをあげる時に、おとちゃんにオヤツと間違えて噛まれたとか、チモシーを補充した瞬間にチモシーをバラまかれたとか楽しそうに報告してくれます。
それぞれの役割り担当もはっきりしてきました。おとちゃんを迎えた頃より私の担当は減りました。
現在、私はブラッシングと爪切り、おやつを買うことが主な担当です。あとは何かあればその都度手伝うだけになりました。
基本的にはケージの掃除や日々の世話はじいちゃんとばあちゃんだけでしています。
おとちゃんを迎える前はこのまま家でテレビを観てるだけだとボケるじゃないかとても心配でした。
2年前の心配が何だったのかと思うほど、よく話すようになり、よく笑うようになりました。そしてよく動くようになりました。
・おとちゃん
おとちゃんは避妊手術はしていません。今のところする予定もありません。
避妊手術に関してはリスク回避としてはした方が良いことは理解しています。飼い主であるじいちゃんとばあちゃんの意見を尊重して手術はせず、自然に任せて寿命を全うしてもらいます。
私がずっと心配しているのは、偽妊娠。今のところその兆候は一度も確認していません。首のまわりに肉垂(にくすい)というふっくらした感じは確認しました。
ブラッシングも顔周りや背中は好きなようで大人しくやらせてくれますが、お腹側は大っ嫌いのようで暴れて引っ掻かれます。たまに噛まれます。
お手入れの後はちゃんとご褒美のオヤツをもらうことを覚えました。オヤツを見ると嬉しそうに近寄って来ます。
月に1回爪切りをします。つい先日、私の不注意でおとちゃんの爪が1本折れてしまいました。
おとちゃんのお手入れをするのでいつもニット類など爪が引っ掛かりやすい素材や抜け毛が取りにくい素材の服は着て行きません。この爪が折れた日も冬なのでいつも通りトレーナーです。
原因は、少しオーバーサイズのトレーナーだったので生地が弛んでる隙間に爪が引っ掛かり折れてしまいました。気をつけていたので、まさかでした。出血は全く無く、痛そうな素振りもありませんでした。

今は早く爪が元通りに伸びてくれることを待つしかできません。
おとちゃんは抱っこされるのも撫でられるのも好きなようです。ただ、抱かれ具合や撫でられる場所によっては怒ります。
怒ると噛みます…痛いです。
【高齢者がペットを飼うということ】
メリットとデメリットで考えるとメリットのほうが多いと思います。
2年前より若返っているように見えます。話すことと笑うことが増えたので表情が明るくなりました。自分の役割りは自分がやることと責任を感じて行動してくれています。
おとちゃんとの生活を安全に過ごしやすくするために対策を考えて実践もしています。とにかく隙間に入れないようにしたり、齧られないようにしています。かなり頭の体操になっているようです。
他人にも同じように歳を取った親にペットを飼うことをすすめるかと聞かれたら…答えはNOです。すすめません。
飼う動物にもよりますが、生き物です。必ず誰かが毎日世話をしなくてはいけません。お金もかかります。
飼い始めの頃は飼い主もペットも元気です。ペットの寿命まで飼い主がずっと元気とは限りません。もし何かあった時に、そのペットを引取り終生飼育の覚悟は最低限必要です。
我が家の場合は、高齢の親が飼いたいと言ったわけではないです。私たちが勝手にプレゼントをして世話をしてもらっています。
おとちゃんを迎えることを決める時から、何かあれば我が家で育てることを決めていました。なので一通りの世話もできます。迎えた時からずっと手伝っています。
私がすすめない理由は、飼い主になる高齢の親の年齢・健康状態・性格・居住環境などみんな違います。どんな生き物を飼うにしても子供側も全てを受け入れれる条件が揃っていないといけません。
「命を飼う」=終生飼育
家族みんなが同じ気持ちじゃないと成り立ちません。家族の協力は不可欠です。
まとめ
私は自分の親におとちゃんをプレゼントしたことは後悔していません。プレゼントして良かったと思っています。想像を遥かに越えて良い方向に向かってくれました。
まだ2年ですが、間違いなくこの2年でじいちゃんとばあちゃんの暮らしは明るく心が豊かになりました。
ただ、基本的に私は高齢者だけでペットを迎えることは反対派です。
高齢者の方には迎える前にもしもの時は面倒を見てくれる人を決めてから迎えてほしいです。
我が家のように高齢の親にペットをプレゼントしようと考えてる方がいるのなら、リアルにどれぐらいサポートができるかシュミレーションしてください。できればもしも引取ることになった場合の生活のことまでシュミレーションしてみてください。
高齢者が飼っていたペットが保護されたという悲しいニュースは無くなってほしいと願っています。
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