犬の予防接種の副反応(狂犬病ワクチン)
目次
私の情報
私は現在家族4人と、里親募集サイトから譲り受けたミニチュアシュナウザーのむさしと暮らしています。
そのむさしを譲り受けている時の様子が気になる方は、こちらからご覧ください。(シリーズ化してあります)
その前には、同じくミニチュアシュナウザーのさすけを飼っていました。
そんなさすけは免疫介在性溶血性貧血という難病になってしまい、亡くなってしまいました。
その時の闘病の様子はこちらからご覧ください。(こちらもシリーズ化となっています)
また、近所にはじいちゃん・ばあちゃんが住んでおり、そこには我が家が誕生日プレゼントとしてプレゼントした、ウサギのおとちゃんがいます。
なぜウサギをプレゼントすることになったのかという経緯はこちらで紹介しているので、気になる方はご覧ください。(こちらもシリーズ化してあります)
所持資格
- 調理師免許
- 愛玩動物飼養管理士2級
- ペット共生住宅管理士
- 犬の管理栄養士
- 犬の管理栄養士アドバンス
我が家のこじろうは、狂犬病予防接種と混合ワクチン接種で副反応が出ます。
犬の予防接種の副反応
一昨年の0歳の時は狂犬病ワクチンにも混合ワクチンにも副反応はありませんでしたが、昨年の1歳での狂犬病ワクチン(5月末に接種)と混合ワクチン(9月中旬)の接種後から副反応が出るようになりました。
今年の2歳での狂犬病予防接種後にも副反応が出ました。
今回は狂犬病予防接種でのこじろうに出た副反応についてです。

【狂犬病予防接種】
厚生労働省HPより(2022年6月現在)
〈犬の登録と狂犬病予防注射は飼い主の義務〉
①現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること
②飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること
③犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること
が法律により義務付けられています。とあります。
・狂犬病予防法(昭和25年(1950年)法律第247号)
登録されていない犬、狂犬病の予防注射を受けていない犬、鑑札や注射票を装着していない犬は捕獲・抑留の対象となります。飼い主を登録していない所有者や飼い犬に予防注射を受けさせていない所有者、飼い犬に鑑札や注射票を装着していない所有者は20万円以下の罰金の対象となります。
とあります。
【副反応】
副反応に関しては様々な症状があります。
アナフィラキシーショックは接種後わりと早く症状が出るようなので接種後30分は病院や接種会場近くで待機していたほうが良いです。
症状が出たらすぐに処置をしてもらわないと命に関わります。危険です。
副作用が出る犬もいれば出ない犬もいるのと同じように、副作用も個体によってさまざまな症状があります。
・元気がなくなる・食欲不振・下痢・嘔吐・発熱・顔が腫れる
だいたい接種後24時間以内に症状が出て、数日から1週間程度で治ることが多いようです。
怖いのは、今年大丈夫だったとしても翌年や老犬になった時に突然副反応の症状が出ることもあることです。全ての犬では無いですが、自分の愛犬に起こる可能性もゼロではありません。
【こじろうに出た副反応】
こじろうの場合、嘔吐だけです。うんちもいつもと回数も硬さも変わりありませんでした。元気もあり水分もしっかり摂っていました。
狂犬病予防接種をしてから2時間後にご飯を食べて1度目の嘔吐。食欲も元気もあり、吐いたご飯をまた食べてました。接種後はもちろん安静に過ごさせていました。1度目の嘔吐後も特にぐったりしてる様子もなくいつもと変わらない感じでした。
接種後2日目、朝ご飯もいつも通り食べてお水もしっかり飲んでいました。行動もいつも通り元気いっぱいでしたが、夕方突然嘔吐。これが2回目の嘔吐。嘔吐から1時間半後に夜ご飯。量を減らしてふやかしました。食後15分でまた嘔吐(3回目)。また吐いたご飯を全部食べました。吐いた後もぐったりした様子も無くこの日もいつも通り元気でした。
接種後3日目、朝ご飯も夜ご飯も少し量を減らしてふやかしてあげました。完食。3日目は前日の嘔吐から丸1日以上経っても吐きませんでしたが、夜中に4回目の嘔吐。消化しきれていなかった分をまた食べてました。
接種後4日目も5日目も嘔吐は無し。去年の予防接種後は3日吐いて1日吐かずまた次の日に吐いてと1週間程落ち着かなかったので、今回もまた吐くかなと思っていましたが4回目の嘔吐が最後でした。
ずっと気持ち悪そうにはしている感じでは無く、突然吐き気が襲ってくるような感じに見えました。
接種後、先生にもしぐったりしたり明らかに様子がおかしい時はすぐに連絡するように言われていましたが、そんなにひどい症状ではなかったので注意にもあったように安静に過ごさせて経過観察をしていました。
接種後1週間は散歩には行っていましたが、それ以外はむさしとのわんプロも禁止にしておとなしく過ごさせました。
こじろうの副反応は軽症の部類になるようです。

【狂犬病予防注射の免除について】
毎年軽症とはいえ副反応が出るのもかわいそうです。去年も副反応が出ていたので接種後に気をつけることはできましたが副反応を抑えることはできません。
狂犬病予防注射の免除は基本的には命に関わるような重篤な副反応が出た犬や持病のある犬、老犬でリスクが高い犬なら獣医師の判断により免除が可能なようです。
・厚生労働省のHP・狂犬病に関するQ&Aより(2022年6月現在)
Q&Aを見ました。こんなQ&Aがありました。
Q.狂犬病予防注射に伴う副反応に関する責任はどこにありますか?
A.狂犬病予防法第5条に基づき犬の所有者はその犬について年1回の予防注射が義務付けられています。狂犬病予防注射接種時に接種関係者に故意・過失が無く原因がワクチンによる副反応以外考えられず健康被害・死亡が避けられなかった場合には、誤飲・過失は存在せず損害賠償責任が生じる主体はないと考えられます。
とありました。
国としては、狂犬病予防接種は飼い主の義務として接種はさせなければならない。接種させなければ法律違反。接種してもし副反応で最悪命を落とすことがあっても国には責任は無いと言うことです。
免除の基準も厳しい。もう少し柔軟にならないものかと思っています。
例えば、接種前に抗体検査をして抗体があればその年度は免除になるとかではダメなんでしょうか?抗体があれば問題無いように思うんですが。
飼い主がリスクも承知して、何か副反応があればすぐに対応できる知識を備えてることぐらいしか今できる対策は無いのかなぁと考えてしまいます。
【今後の予防接種】
飼い主の義務なので不安ですが、来年も接種します。
狂犬病予防注射を打って証明書を発行してもらわないと、むさしとこじろうが大好きなドッグランにも行けなくなります。
秋には混合ワクチンの予防接種もあります。去年は混合ワクチンの予防接種の後もこじろうは同様に副反応がありました。
むさしも先代犬さすけも副反応は出たことはありません。こじろうの個性だと思うようにしています。が、いつか症状が重くなるんではないかと内心ビクビクもしています。
接種前に病院の先生に副反応の症状を正しく伝え、接種後の過ごし方や危険な症状をきちんと聞いて対応していくようにします。
まとめ
日本国内では、狂犬病の人への感染が確認されたのは昭和31年(1956年)か最後です。
動物では、猫での発生が最後で昭和32年(1957年)です。
最近では、令和2年(2020年)にフィリピンからの入国者で感染がありました。
日本国内では60年以上前に感染は無くなっています。海外から入ってくるリスクはありますが、72年も前の法律が今も同じ内容なのはどうかと思ってしまいます。
狂犬病の法律ができた時代と今は違います。飼育環境も衛生面も。そして人間とペットの関わりも大きく変わっています。
法律があるわりには、飼い犬の登録率も100%にはほど遠いデータを目にすることもあります。登録していない犬は狂犬病予防注射も打っていないと思ってしまいます。
日本国内にいる犬の狂犬病予防注射の接種率が100%(免除に該当する犬は除く)にならないのであれば、多少でも副反応が出た犬や飼い主がリスクに納得できない場合は抗体があればOKとか柔軟にならないかなぁと思います。
さすがに72年前と日本の状況は変わっているので法律も変わってくれることを願っています。
毎年、狂犬病予防注射の副反応で命を落としている犬もいます。今年大丈夫だったから来年も大丈夫とは限りません。接種後30分は絶対に獣医師がいる場所付近にいるようにしてくださいね。
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